ねるメット開発のあゆみ
- episode01 お客様との会話と悩み
-
都内で2007年に美容室を開業し、日々お客様と様々な会話をしていた中で多かった、「寝返り」や「ストレートネック」という悩み。私自身も極度のストレートネックで低い枕が好きだったこともあり、横向きになると肩が邪魔をし首が曲がり頭が下がってしまう枕に対しての不満がありました。
- episode02 高性能や自分に合わせたオーダーメイドの枕が合わない
-
世の中には、沢山の素晴らしい枕があります。
圧力を分散し、眠りを妨げない素材、フィット感を高める形状など、どれも理想の眠りを追求してつくられた枕です。しかし、人は眠っているとき、無意識のうちに何度も寝返りをしています。寝返りによって身体が動くと、当然それに合わせて頭の位置も動きますが、枕だけは動かず、位置も変わりません。
つまりどんなに良い枕であっても、姿勢が変わる度に頭の位置がずれてしまえば、枕として正しく機能せず、本来の眠りが実現できていない可能性があるのです。
- episode03 きっかけは整体の先生が試した「ヘルメット」
-
どの枕を試してみても満足のいく眠りが得られなかった私は、首や肩にかかる負担からか、整体へと通うようになりました。
睡眠の悩みについて先生と話しているとき、ふと、バイク用のヘルメットを被ったまま眠った体験談を聞くことになります。以前から、うまく眠りにつきにくい原因は「寝返りなどによって姿勢が変わり、枕が正しい位置にいなくなること」と考えていた私は、この話をヒントに、寝相が悪くても頭から離れない枕の構想を開始しました。
そして、2017年頃から「ねるメット」まくらを考案しました。
手書きのスケッチでイメージ作成
- episode04 枕のプロと共に辿り着いた完成形
-
構想から2年。
装着型まくら「ねるメット」は、まくらのプロフェッショナルに出会いました。
まくら株式会社様です。まくら株式会社は、その名のとおり、寝具の枕に専門特化とした企画開発会社。
1年間に20種類以上の枕を開発、また大手メーカーなどのOEM商品などもデザイン設計している、まさに「まくら」のプロ。
そんなプロが素人の私と真剣に向き合って頂いて、それも訳の分からない装着型枕を作りたいなんて。「おもしろい」「お手伝いできるかもしれない」とご連絡を頂いた時は夢を見ているかと思いました。
実は何社もオファーを出しましたが全く通らず、まくら株式会社様からも一度断られていたのですが、しつこくオファーの仕方を変えて何度も連絡をさせていただきました。そして、技術・ノウハウを教えて頂きながら、妥協する事なく私の理想とする装着型まくら「ねるメット」がついに完成形へと辿り着きました。